天王寺駅の近くに、慶沢園という庭園があります。とても美しい庭園で、天王寺駅から近いこともあり、天王寺に来た時には、よく立ち寄っていました。そんな慶沢園ですが、しばらくリニューアル工事を行っていました。工事期間中は行くことができなかったのですが、ようやく、工事が終わり、3月1日にオープン、ということで、初日に行ってきました!
ここが慶沢園の入り口です。慶沢園は、大正時代に住友家の本邸庭園として造営され、戦後、大阪市に寄贈されました。

まず、園内の地図を見てみよう。庭園の真ん中には池があり、池の周りの林を通りながら、ぐるりと回ることができるようになっています。このような庭園の形式を、林泉回遊式庭園と呼ぶようです。

庭園に入ってすぐの場所から池を眺めると、庭園の全体を眺めることができるのですが、背景にはあべのハルカスが見えます。この庭園と高層ビルというギャップのある景色が、とてもいい。

池に張り出した亭舎があり、休憩ができます。この場所からは、大阪市立美術館が見える。大阪美術館の場所には住友家の本邸がありましたが、慶沢園とともに大阪市に寄贈され、本邸あとに美術館が建てられています。


↑慶沢園の亭舎から
池に流れる滝があり、滝から池への接続部分は、河原のような景色。天王寺の駅前に、これほど落ち着く自然のような空間がつくられていることに驚きます。

慶沢園は、天王寺から歩いて10分もかからない場所にあります。最近は、「てんしば」という芝生の公園ができて、人気がありますが、もう少し歩いて、慶沢園まで来ると、静かで、都会とは思えない雰囲気を味わえます。天王寺の人の多さ、窮屈さに疲れた時は、ぜひ慶沢園に行くことをおすすめします。
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